美容師は技術を高め、日々精進するアスリートのようなものだ

世の中どんどん便利になってくる

我々、美容師の世界もそうだ

道具や薬剤など日々たくさんのモノが開発され消費されていく

昔に比べるとすごく良くなってきた反面

道具に頼って美容師自体の技術は下がったような気がする

カラーでいえば、細かくたくさんの色ができた状態で用意されてある

以前はカラーの種類も少なく、絵の具のように混ぜて新しい色を開発したのもだ

それこそ職人技であった

 

今は新しいカラー剤や道具が出ればすぐ飛びつき、飽きればまた次と

まるでスポーツで技術がない人が道具を取っ替え引っ替えしているように滑稽に写る

 

今やネットで集客があたりまえのようになってきた美容業界

日々、お客様が髪の毛を扱いやすく、格好良くするための技術より

写真やヘアセットなど一瞬の刹那的な作品に重きを置く現在

365日を意識した髪型

360°を意識した髪型

本来そうあるべき我々の仕事

今は

一瞬のスタイル

一方向からの格好良さ

それはヘアメイクさんの仕事

 

しかし多くの人の目に触れる美容師はメディアでかわいい写真を作れる人

有名なのはネットを使いこなす人

 

私の知る限り本当の職人美容師達は表に出てこない

そんなモノに頼っていないからだ

メディア上での美容師のイメージと本来の美容師はかなりズレている

 

本当に長くつきあえる良い美容師を見つけたいならクチコミを大切にした方が良い

我々の仕事は本来そこでしか評価されないモノだし、目の前の一人を満足、感動させるために日々努力している

 

カラーを全面に売り出している美容師は多いがハサミ一本で勝負できる美容師がどれだけいるだろう

セニング(削ぎばさみ)を使わずに格好良いショートレイヤーのカットができる美容師がいるのだろう

 

これからの時代

ネットで自分の技術を宣伝して自分で自分を大きく見せていくことがダサくなる

いや、すでにダサくなってきている

 

以前と同じように

お客様が感動して宣伝してくれる

そんな動きが戻りつつある

我々の仕事とは本来そうであるのだから

 

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