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美容人生20周年を迎え、「職人技」を教えるという事を考える

ありがたい事に今年で美容人生20周年を迎える

今でも師匠のところに弟子入りした日の事を鮮明に覚えている

あれから20年、あっという間だった気もする

 

上京するとき父親からもらった言葉

「手仕事である美容師も職人、職人は最低10年やって一人前

 とにかく10年は一所懸命やりなさい!」

それを大切に続けてきたらいつの間にか20年

まだまだ未熟ではあるが、一区切りとして祝おう

 

この20年いろいろなモノを教わり、育ててもらってきた

職人気質の師匠に出会い、修行させてもらった事は私の美容人生の最大の幸運だったと言える

 

「美容師の技術は職人の技!」でなければならない

というのが、そんな師匠に育ててもらった私の持論である

 

もちろん私自信カットには自信があるが

カット講習をしてくださいと言われると困ってしまう

 

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なぜなら、技術自体、やることにそんなに特別な事はしていない

目新しい事もしていないし、簡単にできる方法なんか知らない

昔からある基本的なカットを研究し

とにかく精度を高め、ミリ単位で仕上げるようにしてきただけ

 

そんな職人の技をどう教えていいか分からない

当たり前の事の精度を高めるには毎日の積み重ねしかない

 

そんな講習を受けたところで、技術がすぐ身に付くものでもない

職人技とは知識では無く、深さなのだと思う

 

行き着くところ

当たり前の事過ぎてないがしろにしやすいモノの中にこそ極意が隠されている

 

今の時代、情報で浅く広い人達はたくさんいるが

深く濃い人はなかなかいない

 

端から見ると、一見同じように見えることでも

深いところにも違う世界が広がっているということは

そこに行った人にしか分からない感覚だ

 

単位で言えば

センチ単位でしか区別できなかった事が

ミリ、コンマ、ミクロの感覚で違いが見えてくる

見えなかったものが見えてくる

感じてなかったものを感じられるようになる

そんなものを簡単に伝えられるだろうか

 

職人技とはそういうものだと私は思う

 

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